新しいパソコンを購入したため、宙に浮いた Windows XP マシン(ノート型)で自宅サーバーを構築することにしました。
本文書はその過程を綴ったもの、というか、全く同時進行で書いています。次回の再セットアップに備えての私個人の備忘録でもありますので、記述や内容が多分に偏向したり好みが出ることなどもあります。ご了承下さい。
パソコン及びネットワーク環境
IIS サーバー要求仕様
構築するのは windows IIS サーバー。要求仕様は下記の通りです。
- Windows IISサーバーを構築する。
- ダイナミックDNSにより取得済の独自ドメイン[miyappi.com]を用いる。
- ASP + PHP + Sqlserverが使える環境を整える。
- CGI(Perl)が動作する----UNIX(Apashe)サーバーの資産継承。
サーバー構築と同時進行のこの記録。どうなりますことやら。自分でも心配です(^^;;)。
ネットワーク環境
今回のサーバー建設のためのパソコンとネットワーク環境は...
- サーバー用パソコン Sharp Mebius PC-MT1-H5F [ノート型/Windows XP Professional SP2]
- インターネット回線 Yahoo!BB光
- 家庭内ネットワークは構築済(Yahoo!BB光のルーターを使用)
- 独自ドメイン取得済 [miyappi.com]
Windows XPマシンのリカバリー
データバックアップとリカバリー
まず、サーバーマシンとする[Windows XP Pro]のリカバリーを行うことに。
ハードディスクを[C][D]ドライブに分割して使用していたパソコンですが、サーバーにするために両ドライブともすべてリカバリーをすることにしました。
必要なファイルは事前に必ずバックアップします。
データ専用として使用していた[D]ドライブはすべてのフォルダを別のハードディスクにバックアップすれば比較的問題は少ないのですが、OS/プログラムエリアの[C]ドライブの場合、バックアップ漏れが多発します。次のようなファイルを忘れずに。
- IE 「お気に入」や「クッキー」のデータ等(IE上でバックアップする)
- 日本語辞書(特に個人的に登録した辞書データ)
- Windowsの住所・電話登録データ等
- その他のアプリケーションのイニシャルファイル等(C:\Program Files)の中のアプリケーションのフォルダに書き込まれているデータ(リカバリー後復元できるものに限る)
CD-ROMドライブにリカバリー用ディスクをセットしてリカバリー実行!!!詳細手順は省略です。
まずは自分の好みの表示に
リカバリーが終了。マウスとキーボード、CD-ROMドライブはとりあえず使えます。
インターネットエクスプローラ(IE)はバンドルされています。
ウィンドウには壁紙を含めた表示がデフォルト設定で表示されます。ウィンドウ下のタスクバーを右クリックしてプロパティを選択。タクスバーやスタートメニューの設定をし直します。
更に、ウィンドウ上で右クリックしてプロパティを選択。ウィンドウのテーマやスクリーンセーバー、デザイン等を設定します。
バンドルされている不要なソフトを削除
パソコンにバンドルされているアプリケーションソフトのうち、不要なものをコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」で削除します。
ウィンドウ上にある、ユーザー登録等のショートカットも削除。ついでに[C:\Program Files]にインストールされている不要なフォルダも削除したいところですが、まあ、間違って削除してあとでエライことになると困るので「ハードディスクの肥やし」にしておくことにします。
リカバリー後、すぐに実行するアプリケーションインストール
Windows XP SP2・ウィルスソフト等
リカバリー後、概ね、以下の作業を行います。ネットワークの設定、セキュリティソフトのインストール、マウスやキーボードといったデータ入力ツールの設定等です。
- ネットワーク(LAN)への接続(まだ「何もない」状態なので有線接続とする)。
- 家庭内LANにLANケーブルを接続したら、自動的に設定されていた。
- [スタート>設定>ネットワーク接続]で表示される「ネットワーク接続」ウィンドウで「ローカルエリア接続」を右クリックし、接続状態を確認。
「ローカルエリア接続の状態」ダイアログボックの内容(アドレスの種類 DHCPによる割り当て)
- IPアドレス 192.168.3.6
- サブネットマスク 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ 192.168.3.1
(IPアドレスが自動的に割り当てられた状態----あとでこれを固定にする)
- インターネット接続(自動的に接続できる状態になっていた)。
- Window XP SP2のCD版があるのでWindow XP SP2のインストール
- CD-ROMをドライブにセットしてインストール開始。
- セットアップウィザードの指示に従って粛々と実行します。終了したら再起動。
- 再起動後、自動更新の設定ウィンドウが表示されますが「あとで設定」にして継続。
- ノートンアンチウィルス(シマンテック社)のインストール
- CD-ROMをドライブにセットしてインストール開始。
- 「Microsoft Windowsのインストーラをインストールしていいか」と聞いてくるので実行。アンチウィルス2006イントールを継続。
- インストール終了後、再起動。アンチウィルスのアクティブ化のダイアログが表示されるので実行。
- 途中で、windows SP2のセキュリティとアンチウィルスがバッティングしないように設定します。
- アクティブ終了後、Live Update が実行されたことを確認してから次の操作に移る。
インターネットに接続しても大丈夫、という環境が整ったので、インターネットに接続して以下の操作を実行します。
- Windows updateのサイトに接続してアップデートを実行します。Windows XP SP2のインストールがまだ、のときは、ここでインストールします。
- [スタート>すべてのプログラム>Windows Update]の順に選択すると、マイクロソフトのアップデートのサイトがIEに表示される。
- Windows Updateが「自動更新」になっていると自動更新されるか、右下のタスクバーに更新のアイコンが表示される。
- Windows Update後、再起動。
- 日本語入力ソフトJapanistのインストール(MS-IMEが好きじゃないもんで)。往年の名器OASYSの流れを汲んだ日本語入力ソフトですが、いつまで販売が続くのか。そろそろ終わりかも知れません。
たかだかここまでですが、ここまでスムーズに進んだわけではありません。インストール途中でパソコンがシャットダウンしたりアンチウィルスのインストールに失敗したり。いろいろ問題を残したまま...のようです。
PCの設定
パソコンの設定を行います。詳細は省略しますが、下記に、主たる設定項目を列挙しておきます。
- フォルダの表示設定
- [スタートボタン上で右クリック>エクスプローラ>ツール>フォルダオプション]の順に選択して「フォルダオプション」ダイアログボックスが表示される。
- [全般タブ>「作業(従来のWindowフォルダを使う)」をチェックする。
- [表示タブ>「詳細設定」で詳細なフォルダの表示設定を行う。
- タスクバーとスタートメニューの設定
- [タスクバー上で右クリック>プロバティ]の順に選択すると「タスクバーとスタートメニューのプロパティ」ダイアログボックスが表示される。
- 標準的な日本語入力をJapanistに設定
- [スタート>コントロールパネル>地域と言語のオプション]を選択。
- [言語タブ>「テストサービスと入力言語で「詳細」ボタンをクリック。japanistを選択する他、基本設定を実行。
- ネットワークの設定
- [スタート>コントロールパネル>システム]を選択すると「システムのプロパティ」ダイアログが表示される。
- [コンピュータ名タブ>ネットワークIDボタンクリックをクリック]。ネットワークウィザードを実行して再起動。
- [スタート>コントロールパネル>ネットワーク接続]を選択し、「ローカルエリア接続」を右クリック。「ローカルエリア接続のプロパティ」の「インターネットプロトコル(TCP/IP)にカーソルを乗せて「プロパティ」ボタンをクリック。
- [全般タブ>「次のIPアドレスを使う」をチェックしてIPアドレスを設定する。
- IPアドレス 192.168.3.6
- サブネットマスク 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ 192.168.3.1
- 同様に「次のDNSサーバーのアドレスを使う」もチェックして以下の値を入力。
- スタートアップの設定
- [スタート>ファイル名を指定して実行>「msconfig」と入力する。
- スタートアップタブで、起動時、実行したくないアプリケーションのチェックをはずす。
必要最小限のアプリケーションインストール
サーバー構築に着手する前に、操作に必要な必要最小限のアプリケーションをインストールしたりアップデートしたりします。
- Japanistのアップデート
- 圧縮ファイル解凍ソフトLhasaのダウンロードとインストール
- ウィンドウズ管理用ソフト窓の手のダウンロードとインストール
- テキストエディタTeraPadのダウンロードとインストール
- DTD編集ソフトHTML Project2のダウンロードとインストール
- FTPソフトFFFTPのダウンロードとインストール
と、まあ、こんなところでしょうか。ここまで半日消費(^^;;)。